以前、アーヘンに行ったものの、アーヘン名物のクッキー「アーヘナープリンテン」を食べ損ねてしまいました…。
ずっと心残りだったのですが、この度、やっと食べることができました!
前情報で「好みの分かれる味」という風に聞いていたので、正直期待していなかったのですが、結果、個人的にはとても好みのお味でした。
「アーヘナープリンテン」と言っても、色々種類があるので、初心者向けのもの、玄人(何の?)向けのものと紹介していきたいと思います。
目次
そもそもアーヘンとは
アーヘンは、ドイツ最西端に位置しており、ベルギーとオランダとの国境に近い場所です。
地図:
アーヘンは、古代ローマ帝国の時代から、温泉保養地として知られており、有名なアーヘン大聖堂は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にドイツで一番最初に世界遺産として登録されました。
歴史があり、観光地として有名な場所です。
そんなアーヘンは、クリスマスマーケットが有名で、ドイツ国内だけでなく、ヨーロッパの人気クリスマスマーケットのランキングでも常に上位にくいこむほど。
*こちらの記事↓アーヘンのでクリスマスマーケットについて紹介しています。
アーヘナープリンテン(Aachener Printen)とは
スパイスをたっぷり使った、しっとりソフトな食感のクッキーの様な焼き菓子です。
もともとベルギーで作られていたお菓子がアーヘンに伝わって変化し、アーヘナープリンテンができたそう。
ドイツの焼き菓子レープクーヘン(=ジンジャーブレッド)と似ていますが、プリンテンの方が歴史が古く、レープクーヘンの元になったと言われています。
使用しているスパイスは、シナモン、アニス、クローブ、カルダモン、コリアンダー、オールスパイス等と、オレンジピール、レモンコンフィや生姜などがあり、その割合は、各メーカーの秘密になっているそうです。
実際に食べた感想
実は、アーヘンで購入したのではなくて、デュッセルドルフのクリスマスマーケットに出ていた屋台で購入しました↓
しかも、最終日に行ったら20%オフで購入できましたよ!
これが実物↓せっかくなので、いろんな種類が入っているものを購入。
良く見る、上にアーモンドが乗っているものと、砂糖でコーティングしてあるものと、チョコレートとピーナッツの粒がコーティングしてあるものです↓
これ、見た目はクッキーっぽいのですが、食感はしっとりソフトで、ちょっとねちねちした感じ。
味は全く違いますが、日本の「ぬれせんべい」的食感に似ている気が…。
もちろん、強い香辛料の香りがあり、甘みも割と強いです。
ねちねちした感じがあるので、噛みしめていると、ジワジワと香ばしいおいしさが口の中に広がります。
わたしは甘いもの大好き、香辛料も好きなので、クセになるお味でした。
子どもが苦手そうな味だったので、試しに我が家の子ども達にあげてみたら、意外にも「おいしい」と言ってました…。
少量だったからか…?
初心者におすすめのアーヘナープリンテンはどれ?
断然、チョコレートとピーナッツでコーティングしてあるものが食べやすいです。
日本人だと、強い香辛料の香りと甘さが苦手な方が多いのではと思います。
これは、コーティングされているチョコレートが、意外とダークで、プリンテンの甘さとスパイシーな感じを緩和してくれます。
チョコだけのコーティングのプリンテンもありますが、そこに香ばしいピーナッツが入ると、さらに食べやすさアップです。
もちろん、香辛料・甘いもの大好き~っていう玄人(何の?)の方には、何の飾りもない普通のアーヘナープリンテンがやっぱりおすすめ。
ドイツ土産にするには好みが分かれそうなお味なので、ご友人やご家族などへの事前のリサーチが必須です。
スパイスも食べ慣れるとおいしいんです。ハマる人はハマります。
アーヘナープリンテンのお店
ノービスという店とファンデンダーレというお店が有名です。
今回私が食べたクラインというお店も紹介します。
ノービス(Nobis)
1858年創業の老舗「ノービス(Nobis)」は街一番の有名店で種類も豊富。
大聖堂の向かいにカフェ併設のゆったりとした店舗があります↓ショーウィンドウのディスプレイもかわいいので必見です!(これはクリスマスの時期↓)
地図:
世界遺産のアーヘン大聖堂のすぐ近くなので、探しやすくて行きやすい店舗です。
プリンテンが苦手でも、併設のカフェではケーキやコーヒーなどが頂けますよ!
ファン・デン・ダーレ(Van den Daele)
1890年から続く自家製プリンテンとケーキのお店「ファン・デン・ダーレ(Van den Daele)」です。
ベルギー菓子のお店でもありますが、プリンテンでも有名です。
地図:
こちらもアーヘン大聖堂から近くて行きやすいです。
また、カフェも併設されていて、たくさんの種類のケーキが食べられますよ~。
クライン(Klein)
今回わたしが食べたプリンテンのお店が「クライン(Klein)」です。
1912年に設立された、アーヘンの中心部にある家族経営のPrintenbäckerei(プリンテンパン屋さん)。
パンと焼き菓子のお店で、プリンテンを製造しています。
地図:
ここは、アーヘン大聖堂近くではなくて、アーヘン中央駅の近くで、駅から徒歩6分程で行くことができます。
駅から近いので行きやすいですよ!
アーヘナープリンテン(Aachener Printen)まとめ
何事も、挑戦する気持ちが大事。
スパイスがものすごく苦手な方はアレですが、そうじゃない方は、是非、アーヘン名物アーヘナープリンテンを試してみてください!
食べ慣れると、ほんと、クセになるお味です。
苦手な方も、それぞれのお店はディスプレイもかわいく、プリンテンだけじゃなくカフェもあって休めたりするので、ぜひ訪れてみることをお勧めします。
また、アーヘンのクリスマスマーケットは、ほんとうにステキなので、行くならクリスマス時期が狙い目ですよ~(^v^)
おいしいもの↓