デュッセルドルフを歩いていると、必ず、緑色の袋を持った人を何度か見かけるのではないかと思います。
この緑色の袋のお店が、「ハイネマン(Heinemann)」です。
前回は、カフェについてお伝えしましたが、今回は、チョコや焼き菓子等物販の方についてお伝えしたいと思います!
一番有名なお土産は、「シャンパントリュフ」ですが、他にもおいしいお土産がたくさんありますよ!
目次
「ハイネマン(Heinemann)」とは
1932年にHermann Heinemannによって創業されたお菓子屋さん。
デュッセルドルフだけでなく、ドイツを代表するお菓子の名店です。
一番有名なのは、先述しましたが「シャンパントリュフ」で、これはチョコレート好きにはたまらない一品。
店舗に関しては、デュッセルドルフ、メンヒェングラットバッハ、クレーフェルト、ノイス、そして、ミュンヘンに出店しています。
以前はデュッセルドルフ近郊のみの出店でしたが、現在はミュンヘンにもあるようです。
(*店舗の詳細はハイネマン公式サイト・販売店舗ページまで。)
さすが有名店だけあって、ハイネマンは、カフェや物販の店員さん方もキビキビしていて親切でとても気持ちが良いです。
また、注目したいのは、ショーウィンドウや店内ディスプレイ。
季節ごとに全く違う飾りになるので、前を通るたびにウキウキした気分になれますよ~!
これはクリスマス仕様↓
お店やショーウィンドウを見るだけでもとっても楽しめます!
ですが、やっぱりここはお菓子屋さん。
お土産にぴったりのスウィーツがたくさんなのでご紹介したいと思います!
シャンパントリュフ
シャンパントリュフについて詳しく。
ハイネマンを代表するお菓子が、このシャンパントリュフです。
このシャンパントリュフ、実は、日本でもチョコレートの賞を受賞したことがあるそうです。
私は自分用に購入したので、簡素なパッケージです。
シャンパントリュフの断面↓(右がシャンパントリュフ)
中は2層になっていて、中心はガナッシュ、その周りを柔らかいクリームが覆っています。
ドイツのお菓子は、比較的大味なものが多い中、このシャンパントリュフは非常に繊細で上品なお味です。
ウィスキーボンボンのように、直接的なお酒味ではなくて、シャンパンの主張が強すぎず、甘すぎず、大人向けの一品となっております。
一粒一粒大事に食べたい感じ。
裏面の画像↓
ちなみに10個入りで€7.81。
実際はグラム当たりのお値段になっていますが、参考までに、一粒当たりのお値段は€0.78(=100円前後)です。
東京で開催されている「サロン・デュ・ショコラ」なんかにに出品さえている海外の一粒300円とか400円とかのチョコレートに比べたら、ほんとに格安なのにこの品質!
お得感にあふれています…!
甘いもの・チョコ大好きな私としては、むしゃむしゃ食べたい…。食べたい…。
素晴らしいです。心から推していきたい一品です!
私が購入した簡素なタイプのパッケージだけでなく、進物用にかわいい箱入りのもちゃんとありますよ~。
バウムクーヘン
日本にいると、「ドイツ=バウムクーヘン」のイメージが強く、ドイツに行ったらそこら中でバームクーヘンが売ってると思いますよね。
私はそう思ってました…!
実際、バウムクーヘンはドイツの伝統菓子ですが、実は、ドイツ国内ではそんなに売ってません。
ドイツ人でも、この焼き菓子を知らない人もいるそうです…。
実は、バウムクーヘンを焼くには、バウムクーヘン専用の特殊なオーブンが必要なうえ、特別な専門的技術がいるそうです。
そのため、一般的なお菓子屋さんでは扱っていない(扱えない)ことが多いのが、あまり普及していない原因のようです。
そんな本場のバウムクーヘンが、ハイネマンにはありますよ~!↓
大きいのはお高いので、小さいものを購入してみました↓
これ12個入りで、€7.60でした(これも本来はグラム当たりでのお値段です)。
シャンパントリュフよりちょっとお安いです。
断面図↓(左がバウムクーヘン)
一口サイズのバウムクーヘンの周りにチョコレートがコーティングしてあります。
ちょっとお酒の風味がするバウムクーヘンと、上品な味のチョコレートが絶妙!
日本のバウムクーヘンって「ふんわり、しっとり」がスタンダードですが、それよりは「しっかり、みっちり」している感じ。
ドイツに来たらぜひ本場のバウムクーヘンをお試しくださーい!
そして、お土産にすると、「え!?本場のバームクーヘンなんだ!!」と喜ばれること間違いなしです。
そこで、「実はドイツではバームクーヘンがそこらじゅうのお菓子屋で売ってるって訳じゃなくてね…」とマメ知識を披露したら、希少価値もあがってさらに喜ばれることと思います…!
おすすめです!
クリスマスにはシュトレン
季節ものの焼き菓子と言えば、ドイツではクリスマスのシュトレンが有名です。
もちろんクリスマス近くになると、ハイネマンにもシュトレンが並びます。
シュトレンとは、ドイツで伝統的にクリスマスに食べられる菓子パンのことです。
実は、シュトレンはお菓子ではなくて、イーストを使って発酵させてつくるパンなんですよ~。
ドイツでは、このシュトレンを、クリスマスを待つ4週間のアドヴェント(待降節)の間、少しずつスライスして食べる習慣があります。
これがハイネマンのシュトレン↓
シュトレンまるごと買うと大きいしお高いので、スライスを購入。
これは、2枚入りで、€2.63でした。
ちょっと分かりにくいですが、中心付近にある丸い部分はマジパンです。
マジパンは、日本ではあまり食べる機会がないですが、フランス・ドイツ・オーストリアあたりでは良く使われている、アーモンドと砂糖を挽いて練り合わせたもの(甘い)。
食感としては、ねちねちしたこしあん…?(すみません良い例えが浮かばない…。)
個人的に、マジパンをそのまま食べるのは苦手ですが、マジパン入りのシュトレンは大好きなので、ハイネマンステキ!
もちろん間違いなくおいしかったです!
クリスマス頃のお土産はこれが喜ばれると思います~。
「これはドイツの伝統菓子で、クリスマス時期にしか売ってなくてね~」とか何とか言葉を添えて渡すと、さらに喜ばれること間違いなしです。
ハイネマンKö-Passage(ケーパッサージュ)店の基本情報
ハイネマンはデュッセルドルフには5店舗あり、そのうち2店舗がカフェ&レストランを併設しています。
そのうち、ケーニッヒスアレー近くで、カフェ&レストランもあって行きやすいKö-Passage(ケーパッサージュ)店が個人的にはお勧めです。
ありがたいことに、ここは日曜日も営業しています。
以下店舗の詳細です↓
Kö-Passage(ケーパッサージュ)店
地図:
ハイネマンのKö-Passage(ケーパッサージュ)店ですが、実際の住所は「Martin-Luther-Platz 32」なんですが、Kö-Passageというアーケード街?の一部にあるのでこの名前で呼ばれています。
営業時間
月~金曜日:9:00~19:00
土曜日:9:00~18:30
日曜日・祝日:10:00~18:00
お休み
クリスマスとその翌日と元旦のみ。
実は海外通販もあります
何と、海外通販もあり、ドイツ国内だけでなく、海外まで航空便で配送してくれます。
ハイネマンの公式サイトによると、日本までの送料は3000gまでで、€30.00だそうです(2019年現在)。
€1.00→\130の計算で、3900円。
興味のある方はハイネマンの公式サイトまで(ドイツ語か英語)。
ハイネマンまとめ
季節ごとに変わるディスプレイを眺めるだけでも楽しいハイネマンですが、一歩足を踏み入れると、「ドイツに居る間だけだし…」といつも予想以上の買い物をしてしまいます…。
現地のドイツ人の方々もたくさん購入していて、ドイツの有名なお菓子屋さんなので、お土産には最適です。
往々にして、ドイツのお菓子は甘すぎたり、日本人の口に合わないといった事も起こりがちですが、ハイネマンのシャンパントリュフとバームクーヘンに関しては、普通に甘いもの好きな方には満足して頂けるお味と思います。
シュトレンは、季節限定ものなので、それだけでお勧めなのですが、知らないで食べると「甘い~」になりがちです。
でも、どっしり系の焼き菓子が好きな方や、シュトレンを知っている通な方にはかなり喜ばれるのではと思います。
ぜひ、ドイツの伝統菓子も食べてみてくださいね~(^v^)