興味の方向によっては、フランクフルトの観光は1日で充分足りると思います。
実際1泊2日で友人とフランクフルトを回ってみて実感しました。
「美術館等ゆっくり見たい!」と言う方にはもっと時間が必要となりますが、「とりあえず名所を回っておきたい」と言う方は、1日あれば充分だと思います。
わたし達が回ったコースに準じて、フランクフルトを1日で回れる効率的なコースを紹介したいと思います~
目次
フランクフルトとは
正しくは、「フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)」と言います。
「フランクフルト」と言う地名が多いため、曖昧さ回避のために「アム・マイン(マイン川の河畔の)」といった意味が付け加えられています。
ドイツ全体で「ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルン」に次ぐ第5の都市であり、フランクフルト空港は、ドイツ国内最大の空港となっています。
近代的な高層ビルが建ち並ぶ金融都市フランクフルト。
第2次世界大戦で甚大な被害を受けた後、近代都市として歩んできたため、古い町並みが残るのは一部のみですが、その中でも長きに渡って育まれてきた歴史と文化は生き続けています。
フランクフルトを1日で回るモデルコース
効率的に主要な観光スポットを回るコースを紹介します。
コースの概要としては、レーマー広場を中心に、北のショッピング街と南の川沿いに分けて回ります。
フランクフルト観光の中心レーマー広場を堪能しつつ、時間の許す限り足をのばしていきます。
少し歩きますが、すべて徒歩で回ることができる距離なのがフランクフルトの良いところ。
午前中:南の川沿いコース
1、レーマー広場(Römerberg)
まず、フランクフルト必修のレーマー広場を中心に旧市街周辺を回ります。
レーマー広場の景観を楽しみます!
レーマー広場の見どころなどの詳しい記事はこちら↓
2、聖バルトロメウス大聖堂(St. Bartholomäus)
レーマー広場の東側、徒歩約5分程の場所にあります。
対岸から見てもかなり目立つほどかなり大きいです↓(真ん中辺の建物)
13~15世紀にかけて建設され、神聖ローマ皇帝の選挙と戴冠式が行われていた歴史ある教会です。
近くで見ると圧巻です。
もちろん中にも入ることができます(無料)。
3、アイゼルナーシュテッグ(Eiserner Steg)(鉄の橋)
レーマー広場からすぐ近くのマイン川(Main Fluss)にある歩行者専用の橋です。
別名恋人たちの橋と呼ばれており、カップルでこの橋に南京錠をかけて、河に鍵を投げ入れると愛が深まるとか何とか…。
たくさんの南京錠が橋に掛けられていますが、同じような光景をケルンの橋とか日本でも見かけたような…。
4、川沿いの景色と美術館
マイン川沿いを散歩して、ゆったり景色を楽しんだりします。
また、川沿いにはSchaumainkai(シャウマインカイ通り)→通称「博物館通り」があって、博物館や美術館が立ち並んでいます。
その中でも、シュテーデル美術館(Das Städel)が有名で、銀行家シュテーデルのコレクションをもとに創設された美術館で、14世紀から現代までの作品が所蔵されています。
フェルメールやピカソの絵なんかがあって人気。
レーマー広場からシュテーデル美術館までは、鉄の橋を渡って対岸に行き、川沿いを歩いて行くと約15分強で着きます。
5、レーマー広場に戻る
再度レーマー広場の景色を堪能。
旧市庁舎の中に入って見学しても良し(一部有料:2€)。
レーマー広場内や近くのレストランなどでお昼を食べても良し。
*レーマー広場の近くのレストランの記事↓
午後:北のショッピングストリート方面
1、レーマー広場(Römerberg)
昼食後再度ここからスタート。
2、ゲーテハウス(Goehehaus)とゲーテ博物館(Goethe Museum)
ドイツの文豪ゲーテの生家で、産まれてから青年期までを過ごした場所です。
有料で中に入ることができます。
第二次世界大戦で一度崩壊していますが、その後復元され、実際ゲーテとその家族が暮らしていた当時の様子が再現されています。
*ゲーテハウス(Goehehaus)公式サイト→https://www.goethehaus-frankfurt.de/
3、ショッピングストリート「ツァイル(Zeil)」
大きいデパートや路面店でにぎわう、欧州最大規模の歩行者専用ショッピングストリートです。
マイ・ツァイル(My Zeil)という大きなショッピングセンターがあって、地下1階には24時間営業のスーパー「REWE」やドラッグストアの「dm」なんかが入っているので、覚えておくといざという時にとても便利ですよ~
マイ・ツァイルはトイレも無料でした。ありがたい。
それ以外にもデュッセルドルフにもあるデパート「ガレリアカオフホフ(GALERIA Kaufhof)」なんかもあって、ショッピングには困りません!
4、旧オペラ座(Alteoper)
ショッピングストリートのツァイルの東端にあるのがこの「旧オペラ座(Alteoper)」です。
ドドーンと存在感のある建物。
1880年に完成されたものの、第2次世界大戦で破壊されてしまい、その後外観は以前のままに、内部は多用途なコンサートホールとして再建されました。
(そのため、名前は旧オペラ座ですが、オペラは上映されていません。)
色々コンサート等が実施されているので、興味のある方は是非!
公式サイトから演目が確認できますよ↓
*Alteoper公式サイト(ドイツ語か英語)→https://www.alteoper.de/
5、マインタワー(Maintower)
フランクフルト中心部で4番目の高さ(地上200m)を誇るビルです。
観光客が上ることができるビルの中では一番高いものだそうです。
展望台は有料で大人:7.50€、 子供:5€ほど。
わたし達は、ビルの下までは行きましたが、有料ってこともあり展望テラスまでは行きませんでした…。
下の画像↓の「Neue Mainzer Strasse」という通りにあります。
高層階にはレストランやバーもあるので、フランクフルトの街並みや夜景などを眺めながらゆったり過ごすのも良さそうですね
*Maintower公式サイト→http://maintower.de
6、ショッピングストリート「ツァイル」に戻る
お土産など買う。
ツァイルにはKonstablerwacheやFrankfurt (Main) Hauptwacheと言った駅があるので、そのまま簡単にフランクフルト中央駅に戻ることができます!
フランクフルトを1日で回るコースの注意点
美術館や博物館でゆっくりしたい方には向いていない
わたし達が行った時は、主要な観光スポットを回るのが目的だったため、美術館などには入っていません。
なので、美術館等でゆっくりしたい方はもっと時間をとった計画の方がもちろん良いです。
川向こう、マイン川南のザクセンハウゼン地区に興味がある方はまた別のコースを
このザクセンハウゼン地区では、中世の時代からあちこちでフランクフルト名物自家製アプフェルヴァイン(リンゴのお酒)が造られていた歴史があり、アプフェルヴァイン↓を飲める居酒屋さんなどが多くあります。
ドイツの地元感あふれる居酒屋でドイツを感じるのも面白そうです。
こちらを楽しみたいという方は、このコースには入っていないので、夜に飲みにいかれたりしても良さそうです。
ちなみに市内のカフェバーやレストランでもアプフェルヴァインはもちろん飲めますよ。
すべて徒歩なので、無理しない
体力に自信のない方、体調がすぐれない方は、もちろん余裕のある日程を。
参考までに、わたしと友人はアラフォーで体力面は年齢相応かやや下回る程度でひどい疲れはなく回れました。
(今回は子連れではありません。参考までに…。)
フランクフルトから日帰りできるツアーのおすすめ
友人の、フランクフルト空港でドイツ入国の際の入国審査官との会話の一部↓
と、地元の人に言わせるほど何もないらしいフランクフルト…。
(友人は色んな事情でこの日程です。)
実際、興味深い場所はあるものの、個人的には、うん、1日で足りるわ…!という感じでした。
なので、フランクフルトを中心に滞在予定の方は、フランクフルトから日帰りできる観光地などがおすすめです。
フランクフルトからローテンブルグまでの日帰りのバスツアーなんかもあったりして、日本語対応のツアーなんかに申し込むと、とってもラクですよ~
*フランクフルト発着のオプショナルツアーを予約できるサイト↓
(文字のリンクのクリックで直接フランクフルト発着のツアーページに行けます)
・VELTRA:ドイツ・フランクフルト現地オプショナルツアー
フランクフルト観光まとめ
観光の中心となる旧市街含め、全体がこじんまりしていて観光しやすいフランクフルト。
空港もあり、国際都市なので、お店なんかは英語で話しかけてくれたりと非常に観光しやすい印象でした。
主要な観光名所は1日で充分回ることができるし、例えば、トランジットで数時間、という方でも、とりあえずレーマー広場周辺に行ったら充分観光気分を味わえるし、気軽に観光できる街だと思います。
フランクフルトに数日滞在する方には、フランクフルト発着の現地オプショナルツアーがおすすめですよ!
では良いフランクフルト観光を~(^v^)