ケルンのクリスマスマーケットに行ってきました!
ドイツ西部のノルトライン・ヴェストファーレン州最大の街であるケルンのクリスマスマーケット。
通常時でも、有名な世界遺産のケルン大聖堂がある観光地。
クリスマスマーケットも混んでいるのだろうな~と思って行ったら、その通りでした!
今回は、子連れでデュッセルドルフから日帰りで行ってきました。
超高速観覧車に乗ってみたのでその感想や、子どもと一緒に行く際の注意点、楽しみ方などお伝えします~!
目次
ケルンとケルンのクリスマスマーケットについて
ケルンとは
ドイツではベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次いで4番目に大きな都市。
ドイツ西部のノルトライン・ヴェストファーレン州最大の街で、ライン川の両岸にわたっています。
ケルン市内中央部は、第二次大戦の空爆と市街戦によりほとんどの建物が破壊され、市街地は1950年代に再興されました。
いくつかの戦前の建物も残っており、その中で有名なのが世界遺産のケルン大聖堂です。
ケルン大聖堂は、ケルン中央駅出たらすぐの場所にあります。
ケルンのクリスマスマーケット
この、世界遺産のケルン大聖堂を中心に、市内数か所でクリスマスマーケットが開催されています。
ケルン市内10か所ほどで開催されていますが、開催場所ごとに、それぞれテーマが違っていて、全部回りたくなるほど。
また、アーヘンやデュッセルドルフとは違って、雑貨や職人魂を感じさせるドイツらしいお店が多く、興味深かったです!
2019年の開催日程と時間(ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット)
2019年の開催日程等は以下の通りです↓
開催日程:
2019年11月25日(月)~12月23日(月)
開催時間:
日曜日~水曜日 11:00~21:00
木・金曜日 11:00~22:00
土曜日 10:00~22:00
*ケルンクリスマスマーケット公式サイト→
https://www.koeln.de/tourismus/weihnachtliches_koeln/weihnachtsmaerkte
クリスマスマーケットの場所と様子
たくさんあるので、歩いて(子どもと)まわれるケルン駅近くの会場3つをご紹介。
ケルン大聖堂前
地図:
駅から行くと、ケルン大聖堂前を通り過ぎて、ケルン大聖堂横の広場です。
ここがいちばんイルミネーションが美しかったです!
イルミネーションの横で荘厳な感じで静かに佇むケルン大聖堂の美しさよ。
画像では伝えきれないのがもどかしい…。
中央のステージではバンドがクリスマスソングを生演奏。
そんなに乗り気でなくても、ウキウキしてきてしまう様な雰囲気です!
お店もたくさん並んでいます。
組み立てた木のオブジェは、歯車で動く仕組みで面白い~↓
中にろうそくを入れて楽しむ置物↓ただ、土曜日の夕方で雨が降っていたにも関わらず、ものすごく混雑しており、一時夫が迷子になるほどでした。
人は多いですが、何か購入するのに長蛇の列ができている、というほどではなくて、少し並べば買えます。
ここのグリューワインのカップがクリスマスっぽくてかわいかったです。↓
画像が悪くて良さが伝わらない…。
アルターマルクト(Altermarkt)
地図:
ケルン大聖堂横のマーケットを、そのまま奥の方に進むと、次はアルターマルクト(Altermarkt)のクリスマスマーケットがあります。
ここのテーマは「ハインツェルメンヒェン(Heinzelmännchen)」。
ハインツェルメンヒェン(Heinzelmännchen)とは
グリム童話の「こびとの靴屋」に出てくる様な、仕事をしてくれる小人の妖精のこと。
ケルンには、昔から人間が眠っている間にお仕事してくれる小人たちの伝説があった。
この小人をテーマにした「ハインツェル・マーケット」が開かれており、屋台のあちらこちらに小人のモチーフがあります。
ここでは、食べ物屋台はもちろんですが、ドイツ職人によるクラフト(工芸品・民芸品)屋台が多くありました。
木彫りの人形とか↓
中には、その場で蹄鉄(馬蹄・ホースシュー)に名前を入れるサービスまで!
その場で鉄を火であぶって叩いていました↓
蹄鉄は、ヨーロッパでは魔除けや幸運のお守りになると信じられています。
今思えば、きっとなかなか出会えないお店だったと思うので、買えば良かった!とちょっと後悔。
ドイツで良く見かける、名前やメッセージの入ったマグカップ↓
↑画像左下の鍋敷き?にキティーちゃんが!
まさかドイツのクリスマスマーケットでキティーちゃんに出会うとは思いませんでした…!
ホイマルクト(Heumarkt)
地図:
アルターマルクトを通って、さらに先へ進むとホイマルクト広場があります。
こちらには何と、ひろーいスケートリンクが!
スケートだけでなく、カーリングもできるようになっています。
ホイマルクトは、スキー場モチーフになっていますが、こちらでも小人がそこかしこに配置されているので、見つけるのが楽しいです。
もちろん飲食や物販のお店もたくさんありますよ~。
ケルンのクリスマスマーケットのおいしいもの
クリスマスマーケットの定番と、ケルンならではのものを紹介します。
グリューワイン(Glühwein)
グリューワインはワインにスパイスやオレンジ・レモンなどを入れて温めたホットワイン。
ケルンでももちろんグリューワインで温まっているひとが大勢いました。
ケルン大聖堂のマグカップがかわいかったし、アルターマルクトやホイマルクトでは、小人モチーフのカップで、こちらもかわいい。
マグカップだけでも販売しているのですが、この小人モチーフは、全部で何種類あるの?って言うくらい柄違いが置いてありました…!
ちなみに、こちらでは、グリューワインを飲まなくても、マグカップだけでも購入できます。
グリューワインのお店と違って、好きな絵柄を選んで買えるので、お土産にも良さそう!
ケルシュ(Kölsch)
ケルンでは、屋台にグリューワインのほか、「ケルシュ(Kölsch)」というビールが置いてあります。
ケルシュ(Kölsch)とは
ドイツのケルン地方で伝統的に醸造されているビール。
「ケルシュ協約」に調印しているケルン近郊の24の醸造所で醸造されたものだけが「ケルシュ(Kölsch)」を名乗ることを許されている。
伝統的に、シュタンゲ(Stange、小枝の意味)と呼ばれる200mlの円柱グラスで提供される。
このケルシュも、クリスマスマーケット柄のグラスで提供されていました!(もちろん持ち帰り可)
ケルンのクリスマスマーケットに来たら、ぜひ地元名産のケルシュも飲んでくださーい!
ポメス(Pommes frites)
ケルンではあまり食べていなくて、つまみにポメスのみ購入。
このいわゆるフライドポテト。
ポメスって実はフランス語なんですよね。
「Pommes frites」はフランス語読みでは「ポン・フリ」で、ドイツ語読みで「ポメス・以下略」となります。
フランス語でじゃがいも→Pomme de terre(ポム・ド・テール)。
このフランス語も面白くて、「pomm→りんご、de→~の、terr→大地」で「大地のりんご」のことがじゃがいもなんです。
さらに、フランス語でりんごの複数形はpommesで、それをドイツ語読みしているという状況…。
つっこみどころが満載なドイツのポメス事情です。
何故フライドポテトがドイツでフランス語で呼ばれているかは不明…。
そんなポメスですが、日本ではほとんど食べていなかったのに、こちらに来て食べる機会が多くてはまってしまい、ことあるごとに購入しています!
何が良いって、考えもしなかった、フライドポテト+マヨネーズ!
ドイツはマヨネーズがスタンダードでついてきます。
ただでさえ高いカロリーをさらに増しているのですが、これがクセになるおいしさで止まらないという、恐ろしい食べ物です…!
絶叫系観覧車に乗った感想
ハインツェルメンヒェン(Heinzelmännchen)にあった観覧車に乗りました!
これが、ドイツで良く見る超高速回転観覧車。
1人€3。
子どもが乗りたいというので、かなり怖かったものの、しょうがなく付き添うことに。
日本みたいにゆっくりずっと回っているのではなく、乗り換えで1回止めて、しばらく回すというスタイル。
乗車して回転が始まるとすぐに、乗ったことを激しく後悔。
ぐるぐる回る~。
速いエレベーターの上下運動を繰り返している感じで、下りなんて座ってる椅子からおしりが少し浮くほどで、どこかにつかまっていないと振り落とされそう。
人生で初めて観覧車に乗って叫び声が出ました…!
上の子は大喜びでしたが、絶叫系苦手な下の子は「こわいよ~気持ち悪いよ~」とぐったりでした…。
もはや絶叫系アトラクションの域です。乗車注意!
子供向けにメリーゴーランドがあります
ケルン大聖堂とホイマルクトには、メリーゴーランド(カルーセル)がありました。
それぞれのメリーゴーランドに特徴があるので、色々乗ってみるのも楽しいかも。
1回€1.50~€2.00でした。
注意!トイレの場所
アーヘンのクリスマスマーケットはトイレが充実していましたが、ケルンはクリスマスマーケット内にトイレをあんまり見かけませんでした。
そのかわり、ケルンではマーケット近くのお店が有料でトイレを開放しています。
お店の扉に「W.C. €1.00」など張り紙がしてあって、トイレだけの利用でも入りやすくなっていました。
さらに、ケルン中央駅にも有料トイレがあります。
こちらも€1.00で、他のところに比べると、ケルンはトイレ料金が高め(50セントが多い)でした。大都市だから?
デュッセルドルフ~ケルンまでの安い電車の行き方
ICEやICに乗らなくても簡単に行けるのでこちらがお勧めです。
デュッセルドルフ中央駅(Düsseldorf Hauptbahnhof)
↓30~40分:電車RE
ケルン中央駅(Köln Hauptbahnhof)
必ずRE(快速電車)に乗ってくださいね~。
S6という電車も、ケルン行きがあるのですが、これは普通電車で、行けないことはないのですが、ものすごく時間がかかってしまいます!(体験済み)
デュッセルドルフ~ケルンまでのチケット料金
・片道切符(EinzelTicket):大人1人€11.50(往復€23.00)
・1日券(TagesTicket 1Person):大人1人€25.3
・1日券グループ用(Tages Ticket 5Personen)
:大人5人まで乗れて料金定額で€36.40。
*1日券グループ用は平日は9:00~、休日は終日利用可能
1日券だとデュッセルドルフとケルン間が乗り放題になるので、こちらがおすすめです。
1日券グループ用は大人2人以上で行く場合におすすめです。
グループ券は、大人2人で行った場合に1人当たり往復€18.20で、5人だと一人当たり€7.28とかなりお得。
ケルン駅のロッカー
ケルン駅には超近代的自動ロッカーがあります。
日本の立体駐車場のロッカー版みたいなもの。
ロッカーの場所も分かりやすく、使い方もそんなに難しくないので、スーツケース等ある方は利用してみてください!
ケルンのクリスマスマーケットでの注意点(混雑注意)
曜日や時間にもよると思いますが、土曜夜のケルンのクリスマスマーケットはものすごく混雑していました。
観覧車からとった画像↓
こんなぎゅうぎゅうな中を移動することになるので、とにかくスリに注意してください。
荷物少なく、防寒+動きやすい靴で、なるべく身軽に行った方が良いと思います。
後、前述しましたが、トイレはマーケット内より近くのお店を探してみてくださーい!
ケルンのクリスマスマーケットまとめ
ものすごく混んでいましたが、夜のイルミネーションとケルン大聖堂がとにかく美しく素晴らしいので、やっぱり夜も見て欲しいケルンのクリスマスマーケットです。
食べ物は買えないことはないですが、なにせ混んでいるので、ケルシュとつまみ程度にして、あとはドイツの職人さんグッズを楽しむのがお勧めです!
また、ケルンのクリスマスマーケットは、私が紹介した3か所以外含めると、全部で10か所ほどの場所でそれぞれ違ったテーマでクリスマスマーケットが開催されています。
詳しくはケルンクリスマスマーケット公式サイトへ。
(こちらにクリスマスマーケットの開催場所のマップも載っています。)
ですので、もう、全部楽しみつくしたい!という方は、早めの時期にホテルを予約して滞在されることをおすすめします!
やー、大聖堂とイルミネーションが幻想的で、ほんとにステキなクリスマスマーケットでした~(^v^)
*追記:
ケルンの大聖堂近くより離れている、ノイマルクトとルドルフプラッツのクリスマスマーケットにも行って来ました!
ここでしか食べられないスウィーツなども紹介しています。
こちらの記事もぜひご覧ください~↓
*ホテルを探す→Booking.com
*ツアーを探す→JTB