毎年7月中旬頃にデュッセルドルフで開催される、ライン川流域最大の移動遊園地、ラインキルメス(Rheinkirmes)。
これって移動遊園地なの??という巨大なアトラクションが満載で、昨年開催時には、あまりの楽しさに子どもと一緒に何度も通ってしまいました!
そんな、何回も通う中で、子供との楽しみ方と、キルメスを楽しむ際にいくつかの注意点にも気が付いたのでお伝えしたいと思います~!
目次
ラインキルメス(Rheinkirmes)とは
正しいイベント名としては、「Die Größte Kirmes am Rhein」→「ライン川沿いのでっかいキルメス」と言います。
「ライン」はライン河のラインですが、「キルメス」っていったい何??ってなりますよね~。
私も最初は「キルメス?キメルス?」となりましたが、キルメスです。
そして、「キルメス」とは「移動遊園地」のことを指します。
もとは「Kirchweih messe」と言う語が短縮されたものだそうで、教会関連のお祭りだったそうです。
昔は子供のために小さな規模で遊園地をやっていたものが、どんどん大規模になり、現在のかたちになったようです。
そして、ラインキルメスの全貌はこんな感じ↓
画像左奥に見える橋の方に、キルメスの入り口があって、入り口から一番奥にある観覧車の中から撮った画像なので、これがほとんどの全貌です…。
移動遊園地なのに、こんなに広いんですよ~!!日本じゃありえない規模…。
さらに、毎年400万人越えの来場者があるそうですよ。
ちなみに、観覧車から、反対方向を撮った画像がこちら↓
いつもは、こんな感じでなにもない場所です…。
キルメスに関しては、もうとにかく内容が盛りだくさんなので、以下、かいつまんでご紹介したいと思います!
ラインキルメスの乗り物
ちびっこにやさしい乗り物から、本格的な絶叫系まで、移動遊園地とは思えないラインナップです。
乗り物のお値段は、幼児向けだと2‐3€からで、その他はだいたい5€前後。
以下、子供の年齢別におすすめの乗り物をご紹介~
幼児向けのアトラクション
小さい子でも、大人同伴で楽しめるアトラクションもたくさんあります!
観覧車
安定の幼児向け、観覧車。
ただ、日本と違う点があるので注意。
日本だとゆっくり1周しておしまいですが、ドイツの観覧車は日本よりスピードが速く、たくさん回って(5周くらい)くれます。
高所恐怖症な夫は怖がってましたが、子どもたちは楽しんでました!
ロング滑り台
おしりの下に滑る布(?)を敷いて滑ってくるタイプです。
親が抱っこして滑ったりしている親子も居ましたよ~。
色々回転系(ディズニーランドのダンボのやつみたいな…)
乗り物がちょっと浮かんでぐるぐる回る系が穏やかで良いです。
画像左に見える、回転ブランコもおすすめ。
プールボール
これも安定の面白さ!
ひとりで行けるちびっこはぜひ。
風船を買う
乗り物全く乗れない・乗りたくない系幼児には、風船を買うと楽しい気持ちになれます!
たくさん売っているのですが、我が家が購入した風船屋さんは、もち手に何故かハンドスピナーが付いてきましたよ↓
学童向けのアトラクション
わりと絶叫系も多いので、好奇心旺盛な学童さんはかなり楽しめると思います!
歩いて行く室内体験型アトラクション
なんかもう、こんな大きい家みたいなものが建っているのですが(移動式とは思えない…)、これは、中が3階建てになっており、その中に色々トラップなどが仕掛けられていて、そこをを歩いて冒険(?)するタイプのアトラクションです。
こんな感じで、色々な仕掛けがあって、小学生くらいの子ども達に大人気でした!
スプラッシュマウンテンのようなもの
ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの様な水系の乗り物も!
奥に見える坂から滑り落ちるので、水濡れ必須です。
これも小学生くらいに大人気だったのですが、驚いたのは、意外と高齢者の方々が多く乗っていたことです。
おじいちゃん心臓大丈夫!?おばあちゃんめっちゃ楽しそう!!
な感じの高齢者が多くて、日本の高齢者より、年齢にとらわれず、大胆で自由な印象を受けました~。
ジェットコースター系
小さめのものから、大きめのものまであります。
この画像のジェットコースターは、小さめですが、別料金を払うとVRゴーグルをつけて、映像とともにジェットコースターを楽しめるというものでした。スゴイ!
個人的なおすすめアトラクション
超高い回転ブランコ
絶叫系乗り物は苦手ですが、何を血迷ったか、娘に誘われて、この超高い回転ブランコに乗ってしまいました…。
結果、魂出かけました…。
前半は、まだ平静を保っており、高所からの景色を何とか見ることができましたが、何度もグルグル回って上がったり下りたりを繰り返していたら、怖くて目が明けられず、地上に降りた際には、足が小鹿の様になっていましたよ…。ブルブル…。
長女はずっと笑いっぱなしで、かなり楽しめた様でした…。
大丈夫な方には、かなり景色も良いし、爽快な気分になれると思います。
怖かったけど、会場内では一番高く、確かに景色は良くて、色んな意味でものすごく記憶に残るという点で、おすすめしたいです!
ラインキルメスの食べ物
ドイツの屋台系(インビス)の食べ物はだいたいあったかなと思います。
子供向けでここでお勧めなのは、チュロスです!
日本で食べる、1本の長いものではなくて、何本か入っていて、お好みのソースを選んでそれにつけて食べるタイプです↓
画像のソースはホワイトチョコレート。
これ以外にも、お砂糖だけや、ドイツ人大好きヌテラなど、種類が豊富なソースの中から選ぶことができます。
子ども達大喜びの一品です!
個人的に、ここで初めて食べたのが、茹でマッシュルーム。
丸のままの茹でマッシュルームに、お好みのソースをかけてくれます。
マッシュルームばっかりこんなに大量に食べたのは初めてでしたが、予想していたよりおいしかったです…!
ただ、わりと量があるので、よほどのマッシュルーム好き以外は何人かでシェアするのが正しい判断です。
他に、ビールもお酒もあるし、楽しく食べられましたよ~。
*参考までに、クリスマスマーケットの屋台飯の記事です↓
キルメスで花火もやりますよ~
かなり夜遅い時間(22:30)からですが、金曜日の夜には花火が打ち上げられます。
我が家は、下の子が花火が苦手でどうしても行きたくないとのことで、私と下の子は自宅待機で、夫と上の子だけで花火を見に行ってきました。
夫からの話ですが、遅い時間でしたが、結構小さい子供も見に来ていたそうですよ~。
日本と違って、何時間も前から場所取りって感じではなくて、夫と長女は割とギリギリの時間に行っていましたが、芝生に座ってちゃんと見られたそうです。
かなり本格的!↓
行きたかったなあ~…。
子連れで行く際の注意点
子連れに限らずですが、キルメスに行く際の注意点をいくつかお伝えします。
熱中症に注意!
川沿いの、日を遮るものがほとんどない場所にあるので、昼間に行く方は要注意。
ドイツの7月は、日中結構日差しが強くて暑いし、日照時間も長いので、夜9時過ぎまで日があたっています。
座って飲食できる所なんかだと屋根はありますが、それ以外は煌々と日が当たっている状態。
帽子、水分必須です。
私が行っている時も、実際に救急車で運ばれている人も居ました。
小さいお子さん連れは、しっかり暑さ対策をして充分注意してくださいね!
そのかわり夜は涼しめなので、夜に行った方が体がラクですよ~(アラフォーの感想)
お金の使いすぎ注意!
ラインキルメスは、フリーパス制ではありません…。
それぞれのアトラクションを利用する際に、そのアトラクションの窓口でチケットを購入します。
それぞれは5€前後なんですが、家族4人とかで行くと、積もり積もって結構びっくりな金額になります…。うう…。
でもご安心。
キルメス内にちゃんと銀行のATM(Geldautomat)まで置いてありますよ!↓
ATMまで移動式!
小学校高学年くらいだと、自分でお金持って友達と回ってる子ども達も多く見ました。
これだったら、金額決めてその中でやりくりしてもらってと、使いすぎ防止になりそうです。
我が家はちょっと使いすぎました…(楽しかったからまあ、良しとしてます…)。
濡れてもいい服で!
水系のアトラクションもあるのですが、これが、がっつり濡れる場合があります。
私もがっつり濡れた勢で、半身にバケツで水をドバっとかけられた程度には、濡れました。
さらに、バッグも濡れました…(貴重品要注意です…)。
キルメスに来ている現地の方々は、みなさんほとんど半袖短パンに手ぶら(ほんとに荷物持ってない)って感じの格好だったので、これが一番と思いました…!
2019ラインキルメス詳細(日程、行き方等)
日程:
2019年7月12日(金)~7月21日(日)
営業時間:
月~金曜日:14:00~深夜1:00
土曜日:13:00~深夜2:00
日曜日:11:00~深夜1:00
7月19日(金):14:00~深夜2:00(←花火の日)
場所:
行き方:
デュッセルドルフ中央駅から、地下鉄(U-bahn)のU70、74、75、76、77のどれかに乗ってLuegplatz(ルークプラッツ)まで(7分程度)。
駅を降りたら、あとは人の流れに沿って川沿いまですぐです!
*ラインキルメス公式サイト→https://groesstekirmesamrhein.de/
ラインキルメスのまとめ
個人的に、このキルメスの楽しい雰囲気が大好きで、家族で何回も通ってしまいました!
まあ、子どもが一緒だと、乗り物系にかなりお金を吸い取られますが、乗り物に乗らなくても、大人も一緒にかなり楽しめる移動遊園地ですよ~。
日本では、ここまでの規模って見られないと思うので、ぜひ、ドイツのスケールのデカさを体感してくださいね…!
では、ステキなキルメス体験を~!(^v^)