ドイツ文化

ドイツのランドセルについてと、ドイツの日本人学校のランドセル事情

来年1年生に進学するお子さんのご家庭では、早い方はもう5月の連休からランドセル選びを始めているのではと思います。

実は、ドイツにも、日本で言うランドセルのようなバッグが存在しています。

今回は、ドイツのランドセル・通学バッグ事情についてお伝えしたいと思います~

目次

ドイツの小学生用のランドセル(Schulranzen)

ドイツの小学生用のランドセルは、リュックサックを頑丈にした様な感じのものです。

ドイツ語では、Schulranzen(シュールランツェン)と言います。

Schule(シューレ)→学校Ranzen(ランツェン)→鞄」という意味です。

わりと派手な色が多く、冬は日照時間が短いドイツでは、暗い場所でも目立つように派手なランドセルが多いんだとか(反射材もたくさんついてる)。

デパートなんかだと、1年中並んでいて、こんな感じ↓

ランドセル単体でも売られているのですが、ランドセルと筆箱や手提げなんかがセットになっているものが多く、このセットを購入すると、入学に必要な学用品が一通りそろうようになっているのが楽ちん。

さらに、ドイツのランドセルは、日本のランドセルよりやや軽く、容量があるので機能的。

日本のランドセルは平均1000g~程度で、容量は10ℓ程度ドイツのランドセルは重さ~1000g程度で、容量は~20ℓ弱と、違いがあります。

一時、日本の小学生の荷物の重さが問題になっていましたが、まず、ランドセル重いし、リュックに比べたら実用的ではないんですよね…。

ランドセルのお値段について、日本とドイツの比較

ドイツのランドセルは、筆箱、巾着袋、スポーツバッグなどがセットになって、高くても~250€(約32000円)程度で購入できます(ドイツのAmazon調べ)。

安いものだと100€以下で、こういったランドセルと学用品のセットを購入することができます。

一方、娘の日本の小学校を見ていると、5万円前後のランドセルを背負っている子が多い気がします。

友人なんかは、ものすごくこだわっていて(親が)、もっと高額のランドセルを購入したりしてました…。

この日本のランドセルの値段は、祖父母の応援がないと、かなりハードルが高いと思うし、それ以外にも学用品を一通りそろえたら、結構な金額になりますよね…。

良いものなんでしょうけど、小学校入学にあたってのこの高すぎる値段設定はちょっと疑問に思ってしまいます。

そういった点で、ランドセルと学用品が、一気にお安くそろっちゃうドイツのランドセル、かなり良いですよね~!

ギムナジウムの子たちは普通のリュックサック

Grundschule(6~10歳)の子どもたちはこの、ドイツ式ランドセルを背負っていますが、10歳~のギムナジウムの子たちはもうほとんどランドセルは背負っていません。

我が家の裏手がギムナジウムだったのですが、その年齢の子たちはみんな思い思いのリュックサックを背負っていました。

Grundschule:日本で言う小学校。6~10歳の子どもが通う。

ギムナジウム:大学進学希望者が通う中等教育学校。10歳~9年制。

*ドイツの学校制度に関して、詳しくは以下の記事でどうぞ↓

ドイツは、超学歴社会。ドイツに来てから、日本は学歴社会って言われているけどドイツはどうなのかな~と疑問に思っていました。 色々調べてみたら、それこそ、日...

ちなみに、ドイツのほとんどの学校は鞄は自由だし服装も私服です。

ドイツの学校でも学生服の導入は話し合われてきて、一部私立の学校では制服が採用されているようですが、ほとんどの学校が導入していないようです。

ちなみにリュックサックはドイツ語です

日本人も普通に使っている「リュックサック」と言う単語ですが、実はドイツ語です。

正しくは「Rucksack」で「ルックザック」と読みます。

Rücken→背中Sack→袋」という意味。

英語では、rucksackという言い方はありますが、それよりはbackpackと言う方が主流の様です。

日本語で「バックパック」だと、大きいリュックサックのことを指しますが、英語ではすべてのサイズが「バックパック」になります。

日本人学校の子供たちはほとんどの小学生が日本製ランドセル

日本人学校の小学生は、9割がた日本式のランドセルを背負っています

この前情報を知らず、滞在は比較的短期間だしなるべく荷物を少なくしたかった我が家は、かさばって持っていくのが大変なランドセルは、もちろん日本に置いていきました。

なので、ほとんどの子供たちがランドセルを背負っているのを見て「日本人学校ってここまで日本仕様だったんだなあ~」と驚きました!

ドイツなんて、日本のものは手に入りにくそうだし、もっと適当なものかと思っていました…。

でも、赴任で来ている方々は、一時帰国されてる時に購入しているんですね。

さらに、土曜日の補習校(日頃は現地校とかインターに通っている子たちが通ってくる)に来ている子供の中にもランドセルを背負っている子供たちが居て、日本の子ども達のランドセル人気に驚きました。



まとめ

個人的には、ドイツのランドセル推しです。

理由は、

・日本より安く、ランドセルと学用品のセットをそろえることができる

・軽くて容量があって実用的

だからです。

一時、「日本のランドセルが海外でも人気!」といったニュースを見たことがあり、デザインと強度が人気の理由でした。

ただ、かわいいし強度はあるんですが、容量が少ない気がします。

わりと荷物の多い小学生。

金曜日なんかは荷物が入りきらず、ランドセルの横のフックに体操着や上履きなど色々かけている子どもも多く、危なくないのかなあ~と思ってしまいます。

日本のランドセル、子どもの体に負担がないのと、さらに収納力をあげてくれるといいんじゃないかと思う次第です。

あとはお値段ですよね…。

 

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ドイツでも日本でも、良いランドセルに出会えますように~(^v^)

 

*我が家は子ども2人ともフィットちゃんです↓

フィットちゃんランドセル

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