パリ近郊に行ったら外せないヴェルサイユ(ベルサイユ)宮殿。
我が家は、7月の終わりに子連れで行ったのですが、事前にチケットを購入していたにも関わらず、入場までがなかなかキツかったです。
入場までの混雑状況など、事前に確認しないうえ、対策など全くしないで行ったので、長時間待たされて子連れで本当に大変な思いをしました…。
そんな我が家の失敗をもとに、今回は、ヴェルサイユ宮殿の混雑状況についてと、夏季の暑い時期にヴェルサイユ宮殿に行く際の注意点をご紹介したいと思います!
夏にヴェルサイユ宮殿に行く方は必見です!
目次
ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)について
ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)は、もちろん誰もが知っている超有名なフランスのお城です。
もともとはルイ13世が狩猟用に作った邸宅でしたが、17世紀半ばにルイ14世が増築して完成させた宮殿です。
宮殿自体の豪華絢爛さもありますが、フランスの歴史を大きく変えたフランス革命の舞台でもあり、マリー・アントワネットという興味深い女王を作り出した場所でもあり、とても人気があります。
世界遺産に登録されています。
ヴェルサイユ宮殿の夏の見学がお勧めできない理由
2019年の夏はヨーロッパがかなりの猛暑に見舞われていましたが、私達が行った時もしかりで、フランスの夏は恐ろしい暑さでした。
そして、なぜ、夏のヴェルサイユ宮殿がお勧めできないかと言うと、入場までにものすごく時間がかかるにもかかわらず、日陰が全くない灼熱地獄だったからです。
門をくぐってから、受付にたどり着くまで、全く一つも日陰がありませんでした…!
そして、事前にチケットを購入し、開場時間を少し過ぎたくらいの時間に行ったにも関わらず、灼熱地獄の中、入場までに長ーい行列で1時間半以上待たされました…。
行列の一部↓
(すごい人に加えて、厳重な荷物検査のせいで時間がかかっていると思われます。)
我が家はそこまでの混雑を予想していなかったので、日傘や帽子、水分などほとんど用意して行きませんでした…。
持っていたタオルを頭にのせるなどして、何とかしのぎましたが、屋根も何もない炎天下に1時間半も並ばされたので、本当にキツかったです。
タオルとハンカチでしのぐ子供たち↓(パリまで来て群馬の温泉タオル…笑)
一応、暑さ対策で水が出ているところもありました↓
(分かりづらいですが、真ん中に写っているホースから水が出ています。)
ですが、ほんとに焼け石に水状態。
持参した飲用水も足りなくなる事態でした…。
この事態が分かってか、ヴェルサイユ宮殿の入り口前には、個人で帽子や水を売っている人たちがわんさか。
じゃあ、何でもいいから日よけつくるとか公式に売店つくるとかしてくれよ~と、心底思いましたよね…。
そして、入場までがこの状態なので、もう、入場するまでに疲れ切ってしまい、中を見学する際にはもう魂が半分出かかっている状態で、あまり記憶に残らないという二次障害が発生しました。
せっかく苦労していったのに、こんな状態じゃもったいないですよね…!
それでも夏に行きたい方へ、夏にヴェルサイユ宮殿に行く際の注意点
でも、どうしても夏に行く予定!と言う方への、苦しんだ我が家からのアドバイスをお伝えしたいと思います…!
水分を多めに持参
門から宮殿内に入るまで、近くに水を売っている店舗がありません…。
(無許可?で個人で販売している人はたくさん居たけど、心配は残るので。)
並んでいる列の近くに水道?みたいなものがあって、そこからペットボトルに水を入れて飲んでいる人も多数いましたが(我が家もやりました…)、安全面を考えると持参がベスト。
宮殿内に入場すると、中には売店があって、飲み物も売ってますよ!
帽子か日傘は必須
わりと観光客の皆さんで日傘さしている人は少なかったですが、アジア系と見られる方々は日傘持参している人多数でした。
日焼け止めや帽子程度では防ぎきれないくらいの日光なので、日傘持参を強くお勧めしたいです。
見学はほとんど室内だからと、油断して帽子も日傘も持ってなかった我が家は本当に大変な思いをしました…。
入場までの混雑に臨むにあたっての注意点
暑さ対策だけでなく、場合によっては、入場まではかなり長蛇の列に並ぶことになると思うので、混雑に対して事前に注意した方が良いことをお伝えします。
そもそも並ばないようにするには、時間指定パスポートと言うチケットを事前に購入するのが一番ですが、パリミュージアムパス利用の方は時間指定ができないので、是非参考にしてください!
事前のチケット購入は必須
事前予約していてもかなり待たされましたが、予約していない方はこれに加えてチケットを購入する列にも並ばなくてはならず、かなりの時間のロスになります。
事前のチケット購入かパリミュージアムパスは必須と思います。
できれば時間指定パスポートを購入すべし
普通のチケットの他に、時間指定パスポート(Passport with timed entry)というチケットがあって、訪れる日時と時間を指定することができます。
指定した時間から30分後までは、列に並ぶことなしに、優先口から入場することができるチケットです。
ただ、指定の時間から30分を過ぎると、長い一般用の入り口の列に並ばないといけなくなりますが…。
なので、旅行の予定が事前にはっきり分かっていて、可能であれば、公式サイトからの時間指定パスポート(Passport with timed entry)の購入が混雑回避には一番のおすすめです。
これが購入できれば、万事解決です。
ただし、この時間指定パスポートが購入できなかった場合は、普通のパスポートかパリミュージアムパスなどを事前に購入しておくべしです。
*時間指定パスポート(Passport with timed entry)、普通のパスポートチケットは、以下公式サイトから購入できます(英語かフランス語)↓
ヴェルサイユ宮殿公式サイト→http://en.chateauversailles.fr/
開館時間前に余裕を持って到着するべし
我が家は、開館時間(午前9時)後の10時前頃の到着でしたが、90分以上並びました…。
今回、なぜ、その時間に行ったのかと言うと、私が学生時代に1度ヴェルサイユ宮殿に行ったことがあって、その時は全く並んだ記憶がなかったので、特に調べもせず時間を気にしないで行ってしまったのです。
でも、20年弱?前とは全く状況が違いました…。ちゃんと調べるべきだった…。
または、夕方から入場すべし
我が家がヴェルサイユ宮殿を見学し終わって帰る夕方頃(確か午後4時頃)には、入場の列が結構少なくなっていました。
なので、日中は違う予定を入れておいて、夕方から見学する、というのも時間が有効に使えてかなり良いと思います。
夏季(ハイシーズン)は、最終入場時間が午後6時(チケットオフィスは午後5時50分まで)で、閉館時間が午後6時30分です。
冬季(ローシーズン)はさらに短いので、注意してください~。
事前に興味のあるものを絞って、効率よく見学できるようにしておけば、夕方からの入場でも充分楽しめると思います!
以下、シーズン別の開館時間↓です。参考にしてください!
ヴェルサイユ宮殿開館時間
・ハイシーズン(4月1日から10月31日まで)
開館時間:午前9時〜午後6時30分
最終入場:午後6時
チケットオフィス:午後5時50分まで
・ローシーズン(11月1日から3月31日まで)
開館時間:午前9時〜午後5時30分
最終入場:午後5時
チケットオフィス:午後4時50分まで
*ヴェルサイユ宮殿公式サイトで確認→http://en.chateauversailles.fr/
並ぶ列に注意
宮殿の入り口前にはいくつか列ができているのですが、チケットを事前購入されている方は並ぶ列に要注意。
チケット購入列、団体用入り口列、一般用入り口列などと分かれているので、間違えて違う列に並んでしまわないように、しっかり確認してから並びましょう!
トイレに行っておきましょう
今回は夏で、水分が汗でほとんど出てしまったため、待ち時間90分の間に自分も子供も1回もトイレに行かなくても間に合いました。
連れが居る場合はそれぞれ順番にトイレに行けば住みますが、一人の方は要注意。
駅や電車内でトイレに行っておくか、ヴェルサイユ宮殿のチケット売り場方面にもトイレがあるので、列に並ぶ前に行っておいた方が安心です。
ツアーに申し込んでしまう
ちょっと割高にはなりますが、ツアーに申し込んでしまうのが一番ラクだと思います。
実際、入場口は、個人用と団体用の入り口に分かれているのですが、団体用入り口だとほとんど待たずにかなりスムーズに入ることができます。
ツアー内容も、半日・1日コースや、中に入ったら自由行動できるコースなど選択肢があるので、煩わしい思いをしたくない方にはおすすめです。
いつも何かと安く済まそうと頑張っている我が家ですが、ヴェルサイユ宮殿だけは、ちょっと割高でもツアーでラクに行けば良かったな~とかなり後悔しています…(それほど暑くて疲れました…)。
*ヴェルサイユ宮殿ツアー↓
・VELTRA:ヴェルサイユ宮殿ツアー
・タビナカ:ヴェルサイユ宮殿ツアー
ヴェルサイユ宮殿の混雑状況と対策のまとめ
夏季に関しては、驚くほど暑いのと、ヴェルサイユ宮殿の近くにお店も少ないので、暑さ対策の事前の準備をしていくことを強くお勧めします。
暑さ対策まとめ
・水分を多めに用意する(近くにお店少ないしもちろん自販機もない)
・帽子か日傘、日焼け止めは必至(入場までには日を遮るものがない)
逆に冬は、吹きさらしでかなり寒いことが予想されますので、それはそれで要注意です!
また、入場までがかなり混雑しているので、混雑対策が必須になってきます。
混雑対策まとめ
・可能であれば時間指定パスポートの購入が一番良い
・事前のチケット購入かパリミュージアムパスは必須(チケット購入も列ができてる)
・開館時間前にかなり余裕を持って到着すべし(開館時間時にはもう長蛇の列ができてる)
・または、夕方から入場する(列がかなり減っていてスムーズに入場できる)
・並ぶ列に注意(チケット購入の列と団体用・一般用入場の列に分かれている)
・並ぶ前にトイレに行っておく(特に一人の方と冬季)
・ツアーに申し込んでしまう(これが一番ラクでおすすめ)
我が家はほんとに軽い気持ちで臨んでしまったのですが、ヴェルサイユ宮殿は事前準備が必須です。
以上の注意点に気を付けて、快適なヴェルサイユ宮殿見学にしてくださいね!
では、良いパリ滞在を~(^v^)