パリと言えばルーブル美術館(Musée du Louvre)。
ここでは、広大なルーブル美術館を子供と楽しむためのアドバイスを中心にご紹介します!
ルーブル美術館はオーディオガイドがNintendo 3DSなので、オーディオガイドの借り方や借りる時の注意点、各有名美術品前の混雑状況などをお伝えしています。
目次
ルーブル美術館(Musée du Louvre)とは
フランス・パリにある、国立美術館。
世界最大級の美術館であり、世界一来館者数の多い美術館です。
建物自体も世界最大級の史跡のひとつとなっています。
「モナリザ」「ミロのビーナス」「ナポレオン1世の戴冠式」などなど、超有名な世界の美術品約3万5千点が展示されています。
オーディオガイドが任天堂のNiintendo 3DS
何と、オーディオガイドが、Nintendo 3DSなのです。
現地で、チケットを購入するか、事前にネットでチケットを予約して、オーディオガイド用の交換カウンターでレンタルすることができます。
我が子達は、これがあったおかげで、広い館内を楽しんで回ることができました↓
オーディオガイドを借りる際のアドバイス
我が家がオーディオガイドを借りた際の失敗から学んだアドバイス4点を紹介したいと思います。
1、先にチケットを購入してから、交換カウンターへ行く
我が家がやらかした失敗なのですが、チケットが必要なことを知らず(交換カウンターで支払うと思っていた)、直接交換カウンターに並んでしまいました…。
もちろん借りることはできず、並んだ挙句に「あっちでチケット買ってきてね」と言われて、チケット売り場まで戻って、チケット買って、また交換カウンターに並ぶという無駄な手間をかけてしまいました…(私の他にも戻っている人数名見かけました~)。
チケット売り場はほとんど並んでいませんでしたが、交換カウンターには列ができていたので、先にオーディオガイド用のチケットを購入するのを忘れないようにしましょう!
2、機械の不調があったりするので、借りたらその場で動かしてみる
Nintendo 3DSですが、中にはあまり動きの良くないものが紛れています。
と言うか、我が家が借りたもののひとつがそれでした。
歩きながら動かしていたら、何とも反応が良くない。
ちょっと先まで行ってから、やっぱり具合が良くないので、交換カウンターまで戻って違うものと交換してもらいました。
ルーブル美術館は何とも広いので、だいぶ進んでから交換となるとまた戻ってきたりするのが非常に面倒くさいので、なるべく借りたらその場で機械の不調の確認をするのが良いと思います。
3、子供にはヘッドホンが合わないので、持参する
ベルサイユ宮殿のオーディオガイドは耳に当てるタイプの電話の様なものでしたが、ルーブル美術館は3DSなので、ヘッドホンを装着して利用します。
そして、このヘッドホンも、壊れかけで緩かったりするのが紛れています…。
大人はまあ良いのですが、子どもは緩いとすぐ落ちてきてしまったりするので、子供には、いつも使っている子ども用のヘッドホンを持参することをお勧めします。
下の子にヘッドホンが合わなくてすぐ落ちてきてしまい、何度も何度も「ママ落ちてきちゃう~」と文句を言われても何ともできず、なかなか煩わしかったです…。
4、スマホにアプリをダウンロードするとラク
Nintendo 3DSだけではなくて、スマホに「ルーブル美術館見学」用のアプリを利用することもできます。
フランス語/英語/スペイン語/ドイツ語/イタリア語/韓国語の他に、ちゃんと日本語にも対応しています!
我が家は、子供も居たので3DSを借りましたが、一人で行く方なんかは、オーディオガイドを借りる手間も省けるし、こちらの方がラクかもしれません。
ただ、こちらも無料なわけではなく、アプリのダウンロード自体は無料で、作品の解説などは無料で見ることができますすが、音声ガイダンス利用だけ有料になりますのでご注意ください。
ルーブル美術館のおすすめ5選と混雑状況
とにかく、とにかく広いので、見たいものを絞って行くことが大事です。
初めて行った20代の頃、無計画に行って、あまりの美術品の数に圧倒されてしまって、さらにあまりの情報量に途中から頭痛がしてきたという思い出…。
ここでは、これは個人的に良かったよ5選を美術品周りの混雑状況(7月後半)と共にご紹介したいと思います。
1、サモトラケのニケ
何が良かったかというと、これ、階段上った上に展示してあるので、なかなか迫力があります。
最初見た時は、ババーン!!って感じで(語彙力…)圧倒されました。
是非、階段下からご覧ください。
ここは、周りも広いので比較的空いていました。
2、ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠
画像左の大きい絵がそうです。
前に立つと、あまりの大きさに驚き、これを体感するだけでも特別な経験だと思います。
絵の前は混雑していますが、絵が大きいので比較的ゆっくり見られると思います。
3、ミロのヴィーナス
超有名なミロのヴィーナス。
奥に見えるのが、ミロのヴィーナスを正面から見ている観光客たち。
画像は後ろからミロのヴィーナスを撮っていますが、後ろは空いていました…!穴場
ですよ…!?
4、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザ
ルーブル美術館に行ったら誰もが見に行くモナリザ。
モナリザ前は満員電車並みに混雑していました。
みんな写真が撮りたくて撮りたくてしょうがない…。
前には、立ち入り禁止のロープが張られていましたが、その中に入ってまで撮影しようとしている観光客も居て、警備員に連れ出されていました。
あまりの混雑に、これ以上近づく気も起らず、静かにゆっくり鑑賞…は到底無理な感じでした…。
5、おまけ・うちの娘に似ていたやつ
この猫背っぷりがそっくりでした…(笑)
実物の前ではものまねしてくれなかったので、写真と共に…。
この像周辺は、混雑とは全く無縁な状況でした!
中のフードコートの混雑状況
我が家が行った時間は、たまたま、学生たちの集団の昼食の時間だったために、その学生たちの列でかなり混雑していました…。
ちょうど昼食時で、こんな感じでした↓
↑画像右のスタバはじめ、いくつかのお店が集合しています。
食事を買うのに夫が並んで、その間私がウロウロ席を探して、何とか座ることができました。
その他、入り口近くのカフェなんかもわりと混雑していて、席の確保が難しかったので、昼食をルーブル美術館内で食べる方は、ちょっと時間をずらして食べるなどの工夫が必要だと思います。
駅から直結で行くと外観を見られない
駅から直結で行くとラクなのですが、あの有名な外観を見逃すので、最後には外に出て外観を楽しみましょう~!
途中で外に出てしまうと、入場にまた、荷物検査などで並んで時間がかかりますので、最後が良いかと思います。
我が家は7月のとても暑い時期時期でした。
あまりの暑さに、外の噴水?のところにみんな入っていました↓
子供たちも、あまりの暑さに水の中に入って行ったのですが、途中で係員の方が来て「ここは入ってはいけませーん!出てくださーい!」と言っていて、みんなしぶしぶ出ていく…といった感じでした。
良く見ると「ここに入らないでください」の看板発見…!
そんなこと言ってられないくらい暑かったので、そりゃあみんな入っちゃうわ…。
おまけ・昔のルーブル美術館
約20年弱前、私が20代の頃に行った時は、今よりかなり空いていて、ゆったり鑑賞することができていました。
その頃は、有名絵画をその場で模写している人を結構見かけて、何だかワクワクした気持ちに…↓(昔撮った写真をスマホで撮ってるので画像が汚くて申し訳ないです…。)
今回は全く見かけなかったなあ…。ダメになったのでしょうか??
観光客の増加に伴って、そんな独特のゆったりした美術館の雰囲気が失われていたのはちょっと残念。
ルーブル美術館のチケットの買い方
現在は予約必須ではないですが、2019年の夏の混雑状況を受けて、2019年内には予約を義務化する方針だそうです。
現在でも、来場者多数の場合は、入場制限が行われることもあるそうです。
なので、事前のチケット予約は必須です!
予約に関しては、
1、公式サイトから予約する
2、パリミュージアムパスを利用する
3、ツアー会社から購入する
方法があります。
以下、詳しく紹介します↓
1、公式サイトからの予約
公式サイトでは、一部日本語で閲覧できるページもありますが、チケットの予約ページは英語かフランス語になります。
我が家はここから予約しました。
私の英語力でも、グーグル翻訳を使いながら何とかできました。
オーディオガイドのチケットも一緒に購入できるので、先に買っておくとラクです。
*ルーブル美術館公式予約サイト(フランス語、英語、スペイン語のみ)
→https://www.ticketlouvre.fr/louvre/b2c/index.cfm/home
Individual tickets for the Museumからチケット、Audio guide bookingからオーディオガイドの予約ができます。
2、パリミュージアムパスを利用する
このパリミュージアムパスを持っていると、既定の料金でパリの美術館・教会などに入場することができます。
ただ、ルーブル美術館に関しては、パリミュージアムパスを持っていてもオンラインでの事前予約が必須となります。
ミュージアムパス利用予定の方は、以下のサイトから、忘れずに予約しておきましょう!!
*ルーブル美術館、パリミュージアムパス利用の事前予約
→https://www.ticketlouvre.fr/louvre/b2c/index.cfm/home
Paris Museum Pass holdersから、時間指定で予約できます。
*詳しくは、パリミュージアムパス・ジャポンの公式サイトへ(日本語)
ただ、個人的には、ベルサイユ宮殿にも行かれる方は、ミュージアムパスよりは、個別でチケットを購入した方が良いかもしれません。
ベルサイユ宮殿では、現在ミュージアムパスでは時間指定での入場ができず、時間を選んで行かないと、かなり長時間並ばされることになります。
ベルサイユ宮殿にも行かれる方は、以下の記事ものぞいてみてください。
*ベルサイユ宮殿の混雑状況について↓
3、ツアー会社などから予約する
英語やフランス語では心配という方は、こちらの方法が一番ラクです。
予約すべて日本語でできるし、対応もすべて日本語で安心です。
ツアー会社だと、チケット以外にも、色々お得なオプションが付いたツアーなどもあるので、覗いてみると面白いですよ!
ルーブル美術館見学のまとめ
ヴェルサイユ宮殿もそうでしたが、ルーブル美術館もとにかく広い。
なめてかかると、ただ疲れるだけなので、余裕を持った時間配分で見学することをお勧めします。
時間のない方は、見たいものを定めて、事前に場所やルートを確認していくと完璧です!
私自身、初めてルーブル美術館に行った時は、広い館内に展示されている大きな絵画や彫刻等々、頭痛がおこる程(笑)感動しました。
例え本やテレビなどで見たことあるものでも、やっぱり、目の前にしたときの存在感や迫力はすごくて、言葉を失いました。
大人気美術館で、かなり観光客も多いですが、ぜひ、ステキなルーブル美術館体験ができますように!(^v^)