ドイツ国内旅行で何度もICEに乗車しました。
迷わないように、間違わないように事前に調べられることは調べてから乗車するのですが、それでも「ええっ!?」と現場で驚くことがあったので、ここでお伝えしたいと思います。
特にICE初心者の方は、乗車する前にこれを知ってると現場で無駄にあわてなくて済むと思うので、ぜひご覧ください!
(注:ここでは、ICEのチケットのとり方や、基本的な乗車方法などは記載しておりません…)
目次
まず、ICEとは何か?
いわゆる日本で言う新幹線です。
長距離移動時に利用する高速移動電車で、ドイツの主要都市を結んでいます。
また、ドイツ国内だけでなく、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、オランダ、スイスなど、近隣諸国までをつなぐ国際路線もあります。
ICEは、Inter City Express(インターシティエクスプレス)の略。
ちなみに、ドイツ語では、英語とアルファベットの読み方が違うので「イー・ツェー・エー」と読みます。
ICEに乗るとき、特に注意したい2点をご紹介
今回は、私がICEに乗る際に実際に困ったことと、その解決策についてお伝えしたいと思います。
今回は、どうしても伝えておきたい2点を厳選しました。
チケットの取り方や、基本的な乗り方については他のサイトなどをご覧ください~
1、違う番号(便名)の列車が連結していることがある
まず、1点目。
これは、フランクフルトからデュッセルドルフに行く際に実際にあったことです。
フランクフルト中央駅で、列車に乗り遅れないように、乗り間違えないように、電光掲示板を注視していた私。
掲示板に、自分の乗るICEの番号と乗車する番線が出たので、指定されたホームへ行くと、何と、自分が乗るものと違う番号と行先の書いたICEが止まっているではありませんか…!
そんなはずないと不思議に思って、再度電光掲示板を確認しに見に行くも、ホームは間違えていないし、でも、自分の乗るICEとは違うものが止まっているしでややパニックに。
あんなに確認したのに~!
近くにDB(Deutsche Bahn:ドイツ鉄道)の係員を探すも、そういう時に限って見当たらず…。
不安な気持ちで係員を探しつつ、列車の前のほうに進んでいきました。
そして、ふと列車の番号を見ると、「アレ?さっきと番号変わってる…?」。
何と、停車している車両の途中から、私が乗る予定のICEの番号と行先に変わっているではありませんか…!
ものすごい安堵感とともにその列車に乗って、無事にデュッセルドルフまで帰ることができました。
つまり、これって、途中で列車が切り離されて、別の場所に行く列車だったんですね~。
こんなことどこにも書いてなかったよ知らなかったよ…。
何が悪いって、同じ列車なのに、前と後ろで番号が違うってことです。
「前車両がデュッセルドルフ行き、後ろ車両が別の場所行き」とかどこかに書いておいてくれれば良いのですが、電光掲示板にも、ホームにも、車両前にもそんなこと全く書いてなかったのです(気づかなかっただけか…?)。
どんだけ不安な気持ちになったか…。
東京から地元(群馬)に帰る際に、高崎線の鈍行を使うと途中で車両が切り離されたりするけど、ちゃんとアナウンスと移動時間あったからね…!と、ドイツから群馬に想いを馳せましたよね…。
これ、フランクフルト発のICEだったのですが、他の都市でもこういうことがあるかは確認していないので分かりません…。
でも、「こういうこと(途中で切り離される列車)もある」って事前に知識があるとないとでは、現場であせらなくて済むと思います。
頭の片隅にでも置いておいてくださいね~(^_^)
2、自分の予約席にかなりの確率で他人が座っている
2点目、これはかなり戸惑いました。
何かと言うと、ちょっと混んでいるICEでは、かなりの確率で自分の予約した席に誰か座っています。
いちおう、自由席車両と予約席車両は分かれているのですが、自由席が満席だったりすると、あたりまえの様に空いてる予約席に座りに来るのがドイツ人です。
たぶん、「空いてる席に座ることの何が悪いのか?」というのがスタンダードです。
いや、予約席は値段違うから…。
1度、かなり混雑しているICEに友人と乗ったときは、笑ってしまうほどでした。
まず、自分たちの席に誰か座っていたので、「そこ私たちの席ですよ~」と伝えたのですが「え?僕の席だけど」と言われ、全くどく気配がない。
チケット印刷してきたので、その席番号を見せると、「ああ、本当だ」と、やっとどいたは良いものの、私たちの前の席に座る。
その後、そこにまた違う人が来て「そこ僕の席だけど」とどかされている…。
最初から予約席って分かっててとぼけてたことが判明して怒りが湧きあがりましたよね…。
その近くでは、2人のおばさまが「ここ空いてるわよ~」と予約席内で座るも、予約していた人が現れてどかされる。
でも、めげずに予約席の人たちがみんな座るのを待って、落ち着いたころに「ここ空いてる?」と予約席内で空いてる席を探して確保。したたか~。
その人たち以外にも「ここ私の席だけど」のやり取りをしてる人多数目撃。
友人と「みんな予約席に勝手に座ってるけど、ドイツではこれがスタンダードなんだね~笑」とあまりのやりとりの多さに思わず笑ってしまいました…!
なので、ちょっと混雑したICEに席を予約して乗車する際は、自分の席に誰か座ってることを前提として行くと落ち着いて対応できると思います~笑
シラを切られることもありますが、大丈夫、そこは絶対にあなたの席です…!
ドイツのICEに乗るときの注意点のまとめ
以上をまとめると、
ドイツのICEに乗る時の注意点
1、違う番号(便名)の列車が連結していることがあることを頭に入れておく。自分の便が見つからなくても、焦らず職員に聞くか、列車の前まで良く確認する。
2、混雑しているICEでは、自分の予約席にかなりの確率で他人が座っているが、自信を持って、自分の席を主張する。
と、なります。
これらは、実際に事前の対策はできませんが、知っているだけで、現場で素早く正しい対応ができると思います。
なので、快適な旅のためにも、頭の片隅で覚えておくことをお勧めします。
では、良いドイツ旅行を~!(^v^)