ベルギー

ブリュッセルの観光の中心「グランプラス(Grand-Place)」

ブリュッセルの観光の中心となるのがこの「グランプラス(Grand-Place)」です。

今まで行ったどの広場よりも、あまりにも美しくて、また行きたいと思った程

ブリュッセル自体、フランスやドイツからもとても行きやすい場所にあるので、ヨーロッパ旅行の途中にちょっと足を延ばすことをお勧めします!

そんなステキなグランプラスについてご紹介します~

目次

グランプラス(Grand-Place)とは

ベルギーの首都ブリュッセルにある広場で、1998年に、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

文豪ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と賛嘆したことで知られています。

ヴィクトル・ユゴー

フランス・ロマン主義の詩人、小説家。七月王政時代からフランス第二共和政時代の政治家。『レ・ミゼラブル』の著者として著名。

(出典:Wikipedia

広場の周辺は様々な建物に囲まれていて、これらがグランプラスの見どころになります。

以下、周囲の建物について詳しくご紹介します。

グランプラスの見どころ

グランプラス内に足を1歩踏み入れるともうそこは別世界です。

周囲の建物に圧倒されて、「うっわーー!すごーい!」と、語彙力が消失すること間違いなしです。

個人的に、ここに来ただけで、ブリュッセルに来てほんとに良かったな~と感じました。

ただ、感じるままに見ていても充分飽きないのですが、それぞれの建物についてちょっと詳しく知っていると、さらに楽しめますよ!

以下でお伝えします~

市庁舎

ゴシック様式で高い塔がある市庁舎

私が撮った画像には入り切っていないのですが、高い塔の先端には、ブリュッセルの守護聖人・大天使ミカエル像が輝いています(是非現場でご覧ください…)。

市庁舎だけは、グランプラス内の他の建物と違って、昔のままの形を保つ唯一の建造物となっています。

市庁舎以外の建物は、1695年にフランス軍の砲撃を受けて大半が焼けてしまい、その後再建されたものになります。

王の家

市庁舎の向かいにあるのが王の家です(画像左側です)。

もともとは木造建築でパン市場として親しまれ「パンの家」と呼ばれていたそうです。

15世紀に石造りに変わり、その後「王の家」と呼ばれるようになっています。

王の家は1695年の砲撃などで損害を受けましたが、その後再建し、1985年に改築、現在は市立博物館になっており、各国から贈られた小便小僧の衣装は、ここに展示されています

私は博物館には行ってないのですが、個人的には、どんな人が小便小僧に衣装を提供しているのかが大きな疑問です…。

各ギルドハウス

まず、ギルドって?となると思うのですが、

ギルドとは

中世より近世にかけて西欧諸都市において商工業者の間で結成された各種の職業別組合。商人ギルド・手工業ギルド(同職ギルド)などに区分される。

(出典:Wikipedia

つまり、ギルドハウスとは、職業別に建てられた建物のこと

1695年のフランス軍の砲撃後、市庁舎以外の建物は火災で燃えてしまいました。

その後に、様々なギルド(職業別組合)によって再建されたものがギルドハウスなのだそうです。

そのため、良く見ると、建物にそのギルドを表す紋章が付いています

これを探すのも面白いです!

グランプラスのイベント

イベントも色々あるので、時期や時間を合わせて行くとより楽しめます!

通年

朝の花市が週5日(月・木曜以外)開かれています。

広場の一角に季節のお花を売る出店が並びます。

7月

オメガング。毎年7月の第1火・木曜に開催されています。

「オメガング」とは、「輪になって歩く」という意味があり、華麗な貴族の衣装や馬にまたがった騎士、司祭、ギルド職人、道化師などが、グランプラス内に登場する伝統的なイベントです。

夜遅くからグランプラス内で開催されるショーには、観覧にチケットが必要になります。

8月

フラワーカーペット。2年に1回開催で、次回は2020年の8月です。

毎回違うテーマを採用し、広場一面に花が敷き詰められるフラワーカーペット。

開催時期にはたくさんの観光客が押し寄せます。

9月

ベルギービールウィークエンド。毎年9月第1金・土・日曜に開催されます。

グランプラスの中心にブリュワリー(ビール醸造所)のテントが立ち並び、お好みのビールを味わうことができます。

ビール好きにはたまらないイベントですね~!

12月

クリスマスマーケット。11月下旬から1月6日まで開催されています。

ブリュッセルのクリスマスマーケットは、年明けまでやっているので要注目です!

(ドイツは大体のクリスマスマーケットがクリスマスか年末で終わってしまいます。)

グランプラス内にクレッシュ(イエス・キリストの誕生の時を再現した人形を飾ったもの)が飾られていたり↓グランプラス内の超巨大ツリーがライトアップされていたり↓とても華やかなので一見の価値ありです!(夜がステキ。)

グランプラスだけではなくて、周囲の名所でもクリスマスマーケットが開かれているので、この時期に行くのは本当にお勧めです!

実は我が家、年明けまでクリスマスマーケットをやっていることを知らないで行ったので本当にラッキーな気分に。

ただ、夜はとにかく寒いので、防寒には充分ご注意ください!

グランプラスの基本情報

地図

行き方

グランプラスはブリュッセル中央駅から徒歩5分程で行くことができます

我が家はドイツから行って、ブリュッセル南駅に着いたので、そこから電車での移動でした。

ブリュッセル南駅は、ユーロスターやタリスなどの国際列車が発着するターミナル駅なので、ここから出発する方も多いと思います。

南駅から中央駅までは普通電車でわずか1駅で3分程度。

電光掲示板を見て、中央駅方面に行く電車に乗ったらすぐです。

ブリュッセル南駅から徒歩でグランプラスまで行けなくもないですが、結構距離があるので、荷物があるなら避けた方が良いと思います(治安も良くない)。

ブリュッセルの駅名に注意

注意したいのが駅名です。2か国語(フランス語、オランダ語)表記になります。

ブリュッセル南駅は「Bruxelles Midi」「Bruxelles Zuid」。

ブリュッセル中央駅は「Bruxelles Central」「Brussel Centraal」。

私はこれで割と混乱してしましました…。

中央駅は分かりやすいのですが、南駅「Midi?ミディって中間?え?中央駅…?」みたいな思考に陥ってしまったので、参考までにご確認ください…。

グランプラスのまとめ

ここに来ただけで、夫と「や~、来てよかったね~」と言える程に素晴らしかったグランプラス。

機会があれば、違う時期にまた尋ねてみたい…!

個人的には、クリスマスマーケット開催時期は本当に楽しめると思います

私たちが行ったのは年明けすぐでしたが、実際、多くの観光客に交じって、日本人の方々も多く見かけました。

みなさんこの時期を狙っているのでしょうね~。

ブリュッセルの観光の要になるグランプラスは、一見の価値ありと心からお勧めしたいです~(^v^)

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