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片付けが苦手な小学生の娘とNetflixで「こんまり(近藤麻理恵)」さんの動画を見た結果

我が家はドイツでNetflixを見ています。

今年に入って、どうやら「こんまり」こと近藤麻理恵さんのNetflixお片付け動画「Tidying Up with Marie Kondo」がアメリカで話題になっているとのこと。

邦題は「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」です。

さらに、ドイツのGoogleでも「Marie Kondo」が一部の地域で検索上位にあがってきているらしい。

全部で8話。全部見ましたよ!

とにかく片付けが苦手な上の子と一緒に視聴

視聴後に、上の子にちょっと学びがあったので、お伝えしたいと思います~

目次

近藤麻理恵さんについて

2010年に「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)を出版し、ベストセラーに。

その後、2014年春に結婚し、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を移しています

2015、2016年に出産し、2児の母親。

2015年には、米『TIME』誌の「最も影響力のある100人」artist部門に選出されています。

Netflixの「Tidying Up with Marie Kondo」の内容

邦題は「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」。

片付けの意思のある人々のお宅に伺って、近藤麻理恵さんが片付けの指導をする、という至ってシンプルな内容です。

ここに出てくる人々は、年齢も家族構成もさまざま。

ただ一つ共通していることは、みんな「家を片付けて、新しい生活や人生を送りたい」と思っているということ。

そのお宅にこんまりさんが1回/週程度の頻度で行って、片付けのアドバイスをして、お片付けをしていく様子を紹介した動画です。

こんまり流お片付けの良いところ

私がこのお片付け動画を見て良いな~と思ったのは、以下の点です。

まず、自分のなりたい未来の姿を明確にする

家やものに対して感謝の気持ちを表す(ものを大事に思える、捨てる罪悪感が減る)

「ときめき」のあるものを残す(捨てることが前提じゃない)

依頼人自身が主体で片付けをする(こんまりさんは助言に徹する)

こんまりさんが、「ああしろこうしろ」とやり方を押し付けるのじゃなくて、依頼者に寄り添ってアドバイスし、依頼者を中心に、依頼者が自分でやるってとこが良いです。

実用的な方法もたくさん出てきますが、もはやこれはただの片付けではなくて、一種のカウンセリング?セラピー?の様なものなんだなあと感じました

家や物を媒体としていますが、自分の過去や未来を見つめなおす作業なんでしょうね~。

なので、「片付ければ人生が変わる!」というのではなくて、片付ける過程で、自分の価値観や人生を見直す、というのがこんまり流の良さなのかもと思いました。

こんまりさん動画を見て自分が勉強になった点

ハッとさせられたのは「片付け方を学ぶ機会がない子ども達」でした。

そのご家庭は、家事全般ほとんど母親が担当していました。

子どもにとって、家では母親がすべてやってくれるし、学校や外では掃除担当の人がやってくれる(アメリカだから)→主体的に片付けや掃除をしたことがない、やり方を知らないという流れになっていました。

子ども自身、家でものが見つからない時は母親に聞く→全部母親が知っている→そんな母親がすごいし、甘えられて気分も良い、と感じてしまう様です。

母親も、面倒くさがりながらも、そんなちょっとした依存関係を続けてしまう。

母親としても、頼られたり、家のことは何でも知ってるということをちょっと心地よく感じてしまうってことがあるんですね~。

それは、知らない間に子どもの依存心を深め、自立を妨げてしまっているのかもしれません。

わたし自身は、家事があまり好きではないので、子ども達にとにかく自分でやって欲しいと常々思っているのですが、そう、子ども自身がそもそも正しいやり方を知らないとできない

もう、子ども達2人とも小学生になっているので、いつも「ちゃんと片付けて~」「自分でやってよ~」だけで、最近は正しいやり方を教えたり確認していたのかなあ、と反省した次第です…。


上の子の片付けられなさについて

小学校中学年の上の子、全く片付けられません

帰宅後、カバンを置く場所は決めているのですが、そこに置かずに居間の入り口の人が通る場所にわざわざ置く、というか脱ぎ散らかす。

カバンの中身を探すときはとりあえず中身を全部ぶちまける。そしてそのまま。

テストやプリント類はそこら辺の床やダイニングテーブルに置く(これも置き場所決まってる…)。

何か工作したら、材料や道具はすべてそのまま。

そして、最終的にものがなくなったと騒ぎ出す…。

好奇心の赴くままに行動し、その散らかった状況を何とも思っていない様子なのです。

もしかしたら、片付けたい気持ちになってくれるかも…!と淡い期待を持って、一緒にこんまりさんの動画を見るに至ったわけです…。

こんまりさんがわが子に与えた影響

片付けに関しては、全く、影響を及ぼしませんでした…!

子ども曰く「ちらかっててもぜんっぜん気にならないんだよね~」と!

なるほど、こんまり流は「変わりたい!変えたい!」と思っている人には良いきっかけですが、必要性を感じていないわが娘の様な人種には全く影響を与えない様です。

そもそも片付けに興味がない。はー。

でも、片づけに興味のない娘が、なぜ、私に付き合って最後まで見ることができたのか?

それは、この動画自体が、それぞれの家族のドラマを見ている様だったからだと思います。

「こんな方法で片付けて家がきれいになりました!良かったね!」ではなく、むしろこんまりさんの登場時間は少なくて、家族の葛藤にクローズアップして時間を割いている分、ドラマ的感覚で見られるのでしょう。

色々な家族や、それぞれの考え方があって、悩みながらも、自分たちの理想に近づこうと模索し変わっていく姿はなかなか感動的です。

そして、ここに出てくる家族は、実にいろいろな形です。

若い夫婦親子夫を亡くした妻同性のカップル

子どもはここに興味をひかれていました。

「家族でも一緒に住まないの?」とか「男同士(女同士)でも結婚できるの?」とか。

この動画を見たことで、世の中には色々な家族の形があるのだということを知る良い機会であったようです。

それだけでも、この動画を見た価値は充分にありました。

そして、相変わらず片付けられない日々を送るわが子なのでした…。

「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」のまとめ

動画を見ただけでは、残念ながら、我が家の片付けられない子どもが片付けられるようにはなりませんでした…(あたりまえか…)。

子どものお片付けモチベーションアップにすらなりませんでした…。はー。

ただ、たくさんの家族のあり方を見て、「世の中には色々な家族の形がある」ということに気付けたのは学びになったのかなあと思います

(製作者の意図せぬところとは思いますが…。)

これだけでも、見て良かったと思います。

 

我が家は、今年はドイツから日本に帰国します。

日本からドイツに来る際には、ものが多すぎて片付けが間に合わなくてかなり苦しい思いをしました…。

なかなかまとめて自宅の荷物を考え直す機会も持てないと思うので、帰国の際に、我が家は「こんまり流」の片付けを採用したいと思います!

今後の家、家族、自分の姿を明確にして、こんまりさん的に「キュン!」などと言って(あんなかわいさはないけど…)ときめいてみたいと思います~(^v^)

そう思うと、かなり憂鬱な引っ越しと片付けも、ちょっと楽しみになってきました…!

こんまり効果…!

でも、実は、こんまりさんの著作は持っていないので、日本に帰ったらまず、購入したいと思います~

まんが版もありました↓